私ども社会福祉法人桃の木会は、通常の事業所に雇用されることが困難な障害をもった人達(主として知的障害)に就労の機会を提供するとともに、生産活動等の活動機会の提供を通じて、その知識及び能力の向上のために必要な訓練その他厚生労働省令で定める便宜を供与する障害福祉サービス(就労継続支援・地域生活支援)事業を行っています。
安全な職場で継続して就労訓練していくためには、利用者へ良い生活習慣確立のための支援が先ず必要であり、その実施・実践があってはじめて、訓練=就労=雇用=自立が成り立ちます。前記の2つの施設を十分利用・活用していただきたいと思っています。
施設開設後13年余の間には、生活上の問題が翌日の就労に影響を及ぼすケースを多々経験しました。人間関係が苦手で自己管理能力が十分でない人達に、良き生活習慣を身につけてもらうために、清潔・不潔の区分け、清掃、整理整頓をはじめ、衛生・健康指導と管理、声がけ等身近な事柄の生活指導を行ってきた結果、ただ今では安定・継続した労働力を確保することができました。
自立に向けての指導として、「お礼が言える人に。」「ごめんなさいを言える人に。」「嘘をつかない人に。」をポイントと捉えその成長を願っています。
障害者自立支援法が改正され、障害をもった人達が「地域で暮らす」を当り前に、との方向性が打ち出され、福祉サービスに係る自立支援給付の体系が明確になりました。私どもが移行した新法の「就労継続支援(雇用型)」は、現在のところ県内では事業所数が少ないですが、情報開示はもとよりリーダーシップを発揮していくことを使命のひとつと解し、地域福祉に貢献していく決意でございます。
「親になることはできないが、親の代わりはしてあげることができる。」こんな気持ちを大切に施設づくりに精進したいと思っています。
社会福祉法人桃の木会
理事長 田端順造

